【AWS DevDay Tokyo 2019 セッションレポート】ゼネラルセッション2 まつもと ゆきひろさん #awsdevday
AWS DevDay Tokyo 2019のゼネラルセッションをレポートします。4部構成になっていたので分けてレポートします。こちらは第2部です。
スピーカー
プログラミング言語「Ruby」の生みの親
まつもとゆきひろさん
セッション内容
- プログラミング言語専門家
- プロ・プログラミング言語デザイナー
- Ruby オブジェクト指向言語
- 1993年開発開始
- 95年公開
- 20世紀の言語
- 95年
- Java/PHP/JSの登場
- インターネットを普通の人が使い始めた時期
- 前の世紀の言語、だんだん古くなってる
- 現代に登場した言語
- Go
- Rust
- Elixir
- など
- 2000年代の流行り
- 手軽
- 柔軟
- 生産的
- 楽しい
- 2010年代のトレンド
- 関数型
- 静的型
- 手堅い
- (見かけ)動的型っぽい
- Rubyのブロックに類似
- 型推論
- 少ないお約束
- 企業によるスポンサー
- Go Google
- Swift Apple
- Rust Mozilla
- TypeScript Microsoft
- どの言語、テクノロジーを選ぶか?重要
- 評価基準を持つ
- 生産性 いかに効率よく開発できるか
- 唯一の解はない
- 「ある」というのは欺瞞
- 背景によって異なる
- 全てのことにはトレードオフが伴う
- 何が重要か判断することが大事
- 評価基準を持つ
- 動的言語は生産的
- 場合によっては真
- 静的言語は生産的
- 場合によっては真
- 背景を考慮する
- どんな制約条件があるのか
- その制約条件は変えられないのか
- その状況下で最も生産的な選択肢は?
- 生産性に寄与するか(しそうか)どうかで判断してほしい
- さらにもう一歩
- Big Sites Use Ruby
- Cookpad
- GitHub
- AirBnB
- TreasureData
- Rubyを使ってもOK(大規模サイトでも対応できる)
- Rubyをさらによくする
- CookpadはフルタイムのRubyコミッタを二人抱えている
- 他の企業にもいる
- GitHub(フルタイムではない)
- 判断を人に任せない
- 人=開発しない人
- その環境を作る
- 開発者を大事にしない環境は淘汰されるべきだと思う
- Tumble Weed=風に吹き回される
- 風を選べるようになろう
- 自分の望む方向に行ける風を強める
- 風を作る
- 主体性
- より多くの人々が自分のことは自分で決めて自己満足できるようになってほしい
- コントロール意識が持てると
- ストレスが減る
- 逆だと60%生産性が下がるらしい
感想
自分で考えて判断するということの価値が、開発の現場においても、個々のキャリアにとってもどんどん高まっているんだなと感じました。
自分の置かれている環境の制約条件は何で、それを変えるのか回避するのか適応するのか、今一度考える、というか常に考える習慣をつけたいと思いました。